筋トレ女子必見!筋トレ後のクールダウンが大事なワケ【トレーナーが教える!】

暑い夏を乗り越えて、この秋から運動を再開される方も、また運動を始められる方も多くなってくることでしょう。

ですが、急に運動を始めることで起こる、筋肉の故障や怪我。これは運動後の“クールダウン不足”が関係しているかもしれません。

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Getfit編集部山本夏実
Getfit編集部 山本夏実
大手パーソナルジムでのダイエットを経験後、健康でいることの素晴らしさを実感しGetfit編集部に。
一人でも多くの方が身体と向き合うきっかけが作れるように、フィットネスの情報を日々お届けします!
好きなトレーニングは、ラットプルダウン。

クールダウンとは


その名の通り、「冷やす」「落ち着かせる」などの意味があります。

運動後の筋肉は、筋肉が疲労して硬くこわばった状態になっています。

そのままにしておくと乳酸が溜まり、筋肉が短縮・硬縮する恐れがあるため、その防止と同時に疲労の回復を図ることが重要なのです。

スポーツの世界では、実力を十分に発揮できるようウォーミングアップを欠かしません。

同時に、運動後は疲労した筋肉をしっかりと休ませ、疲労を取り除くことで次のパフォーマンスにも大きく影響してくることでしょう。

そのときの、運動後の整理運動をクールダウンと言います。

クールダウンは、マッサージ等で血流を促し、運動後の硬くなっている筋肉をほぐすことで、元の筋肉の状態へ戻し、蓄積された乳酸や疲労物質を流してあげることが目的とされています。

また、整理運動だけではなく、疲労回復のために必要な栄養を補給するときにも使われるため、運動後、身体へ配慮しケアすることを総称して、クールダウンと言います。

クールダウンの目的と効果

なぜクールダウンをするの?

クールダウンをする一番の目的は、「激しく動かしていた運動後の筋肉を、徐々に元の状態へ戻すことで、なるべく負荷を与えないようにする」ということです。

トレーニング後、激しい運動を急にやめてしまうと、筋肉だけではなく心臓や肺に大きな負担をかけてしまいます。

それを防ぐためにも、運動後は心拍数を整えて身体の中に溜まった、乳酸や疲労物質を外へ流してあげることが大切なのです。

本当に効果があるの?

運動を継続するには疲労を溜め込まないことが一番大切です。

そういった意味で、クールダウンは、疲労回復に非常に効果的であると言えます。

運動後の興奮状態にある硬くなった筋肉を緩め、元の柔らかな状態へ戻し回復させ、運動によって傷ついた筋肉の修復を図ることができるのです。

また、筋肉だけではなく、激しい運動は体内の血液の巡りも悪くさせてしまいます。

筋肉と心臓は連動しており、血液を身体の中へ巡らせています。

そのため、激しい運動を急に中止してしまうと、上手く内蔵へ血液を送ることが出来づらくなり、めまいや体調不良を引き起こす原因となってしまう可能性があります。

こういった体の不調を取り除くために、運動後はクールダウンをしっかり取り入れ、無理なく体の負担を軽減していきましょう。
 
ここでクールダウンのメリットをまとめてみました。

クールダウンのメリット

・疲労物質の排出
・硬くなった筋肉の緩和
・怪我予防
・体内へ十分な血液と酸素を提供
・心拍・呼吸・血圧のなだらかな低下
 
運動する上でとても大切なメリットがこれだけあるクールダウン。

是非、手を抜かずしっかり行うようにしてみてくださいね。

筋肉痛予防にならない!?クールダウンのホント

よく耳にするのが、「筋肉痛にならないように、しっかりクールダウンをすること!」といった言葉を聞いたことはありませんか?

しかし、クールダウンによって筋肉痛にならないといった証明は発表されていません。

これまでは、乳酸が溜まることで筋肉痛が起こる原因と考えられてきましたが、乳酸は時間と共に無くなってしまうため、現在はこれを否定する意見が多く挙げられています。

クールダウンが、筋肉痛の有無に関係しているかは、さておき…血液の巡りや怪我予防など健康的に運動をする上で重要なメリットがこんなにたくさんあることは、クールダウンを侮ってはいけませんね。

クールダウンにはどんな方法があるの?


ここまで、クールダウンの重要性について解説していましたが、クールダウンにはどのような方法があるのかを紹介していきます。

ジョギング

これまでの激しい運動から徐々に勢いを抑えるため、ウォーキングやジョギングでゆっくりと心拍数を下げていきます。

これは、心拍数を通常時に戻すことで蓄積された疲労物質を排出させる効果が期待できます。

ウォーキング

ゆっくりと呼吸を整えながら歩いてみましょう。脳に十分な血液と酸素を取り込むことができます。

ストレッチ

無理に筋肉を伸ばすのではなく、反動を付けずにゆっくりと伸ばしていくのがポイントです。使った筋肉が伸びているのを感じながら、心地いい程度の力で硬くなった筋肉をほぐしていきましょう。

身体の中からもクールダウンしよう!

運動をすると、エネルギー源となる“糖”が不足してしまいます。

ですので、運動後は「スポーツドリンク」や「チョコレート」などの糖分を摂取することが大切です。

また、ご飯などの炭水化物や水分が多く含まれる果物も栄養補給に効果的ですので、運動後はそれらを積極的に摂取するようにしましょう。

クールダウン忘れずに


ウォーミングアップの重要性は広く認識されていても、運動後のクールダウンは疎かにされがちです。

これから運動をする人には、大切な基礎として身に付けていただき、これまで運動をしてきた人には、更に健康的に継続できるよう、正しい方法で、ウォーミングアップだけでなくクールダウンも徹底して行っていって欲しいと思います。

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この記事を書いた人

Getfit編集部

山本 夏実

Natsumi Yamamoto

Getfitの編集部パーソナルジム選びコンテンツ責任者
学生時代は日本大学文理学部体育学科にてスポーツと健康に関する科学的知識・技術を学ぶ。
取材で訪れたパーソナルジムの数は全国45ジムを超える。
実際に24/7WorkoutやUNDEUX SUPERBODY(アンドゥスーパーボディ)などの大手パーソナルジムに通いダイエット(体重-8kg)・ボディメイク(体脂肪-8%)の経験を持つ。
自身の体験を基に、パーソナルジム探しをするユーザーのためにパーソナルジム選びのノウハウコンテンツを執筆・発信。
プライベートでは24時間ジムや暗闇ボクシングジムに通うことが趣味。

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