わかりやすいヨガ哲学の本4冊!正しく理解をするコツも紹介

ヨガを始めてしばらく経つと、ヨガの効果だけでなく起源や哲学について興味が出てくる、という人も多いのではないでしょうか。
ヨガ哲学を学ぶことでより深くヨガについて理解でき、もっとヨガについて学ぼうという気持ちになりますが、ヨガ哲学を理解するのは難しいです。
そこで、本記事ではヨガ哲学について種類から解説、さらにはわかりやすい本や動画も紹介していきます。
さらには、学んだ内容をどう日常生活に活かしていくのかも説明しているので、最後まで読みヨガ哲学についての理解を深めていきましょう。

ヨガ哲学とは?種類から解説

ヨガ哲学とは、ヨガの実践に基づく人生観や世界観を指し、サンスクリット語で「結びつく」「調和する」という意味があります。
ヨガ哲学の源流は、インドの古代に成立したヴェーダと呼ばれる聖典にあり、自分の心や身体、そして宇宙の真理と結びつくことを目指します。
ヴェーダの中ではヨガ哲学の概念を説いており、その中で代表的なものを4つあげています。

Getfit編集部山本
Getfit編集部山本

上記の種類で理解するのが難しい種類に関しては具体例を出しながら解説していきます!

ヨーガ・スートラ

ヨーガ・スートラは、ヨーガの体系的な理論をまとめた最古の聖典で後世のヨーガの流派に大きな影響を与えました。
インドの哲学者パタンジャリによって2~5世紀頃に書かれたとされ、ヨガを「心の作用を止滅することである」と定義しています。

・心の作用を止滅することがヨガである
・心の作用には5種類あり、それらは、苦痛に満ちたもの(煩悩性のもの)、あるいは苦痛なきもの(非煩悩性のもの)、正知、誤解、言葉による錯覚、睡眠、そして記憶である
・正知のよりどころは、直接的知覚、推理、及び聖典の証言である
・基盤となる実態がなく、単に言葉だけを聞いて生ずる心象は、言葉による錯覚である

ヨーガ・スートラはヨガ哲学の考えの基本「八支則」を述べているので、ヨガ哲学のマニュアル本とも評されています。

Getfit編集部山本
Getfit編集部山本

先に八支則の考えを知りたい方はこちらを御覧ください!

カタ・ウパニシャッド

カタ・ウパニシャッドは、ヨガの奥義書とされるウパニシャッドの一つで、ヨガ哲学の中でも最も重要なテーマである「死と解脱」について深く探求しヨガを「自らの感覚器官をしっかりと抑制すること」と定義しています。
カタ・ウパニシャッドは馬車の話を引き合いにして死を解説しています。

・真の自分とは、馬車の中に座っている。
・人間の身体とは車両であり馬車の御者とは理智(外からの情報を判断する心理器官)である。
・車両と馬をつなぐ手綱が意思(外からの情報を理智に伝える心理器官)である。
・(眼や耳や皮膚や手足や生殖器など10種類の)感覚器官が馬たちである。
・これらの感覚器官が追い求めるのが、馬が走る道というものだ。

これらを要約すると自分が握っている手綱次第で馬は色々な誘惑に惑わされ、結局自分が目的とする場所にたどり着くことは出来ないということ。
つまり、人間の敏感な部分である感覚器官を制御し日々生きていくことで人生の最終目標である解脱に到達することが可能であるとされています。

Getfit編集部山本
Getfit編集部山本

欲望に負けず自分の目標をぶらさないことがヨガのみでなく人生において重要と説いています。

バガヴァッド・ギーター

バガヴァッド・ギーターは、ヒンドゥー教の叙事詩マハーバーラタの第6巻に含まれる詩篇でヨーガの種類や実践法について詳しく解説しています。
バガヴァッド・ギーターの考えの目的は「自己と宇宙の真実に到達する」ということ。
聖典ではわかりやすいようにインド神話を用いて解説しています。

・クルクシェートラの戦場で、敵対する親族たちと戦うことに悩むパーンダヴァ王子アルジュナと、その御者として姿を現した神クリシュナ。
・クリシュナは、アルジュナにヨーガの教えを説き、自分の義務を果たすこと、自分の行為に執着しないこと、自分の心を神に捧げることを勧める。
・やがてアルジュナの心の迷いは消え、戦いに身を投じる決意に至る。

バガヴァッド・ギーターではヨガは知性を確立し人生という生きる行為そのものに専念することと定義しています。
苦しみの原因は幻想であると説き、誰もが幸せになれると述べられています。

Getfit編集部山本
Getfit編集部山本

全ては自身の捉え方次第で苦しくも楽しくも感じられるようになります。

ハタヨーガ・プラディピカー

ハタヨーガ・プラディピカーは、ハタヨーガの根本経典で16~17世紀の行者スヴァートマーラーマによって書かれ、ハタヨーガの解説・行法が詳細かつ体系的に記述されています。
現代のヨーガの実践にも大きく関係しており、多くのアーサナやプラーナーヤーマの名称や方法がハタヨーガ・プラディピカーから引用されています。

・異説が交じる闇の中で迷うラージャ・ヨーガを知らない人のために、慈悲深いスヴァートマーラーマ道士はハタ・ヨーガの灯明(プラディーピカ)を掲げる。
・気が動くと心も動き気が動かなければ心も動かなくなる。
・ヨーギーは不動心に達しなければならない。なので気の動きを制止するべきである。

身体や心のエネルギーをコントロールすることで自分の潜在的な能力を向上させることを目的としています。
現在のハタヨガの中心となる考えが述べられているため、ハタヨガに取り組んでいる人におすすめの考えです。

ヨガ哲学の考え「八支則」をわかりやすく解説


ヨガの哲学「八支則」とは、ヨガの経典「ヨーガ・スートラ」に記された、悟りや心の平穏を目指すための8つの段階やプラクティスを意味しています。
八支則は、サンスクリット語で「アシュタンガ」と呼ばれ、これらを身につけることで単なる体のポーズを超えた心と精神の発展を目指すことが出来ます。
また、八支則は習熟度を基準として3段階に分けられます。

第1段階

第1段階はマットに上がる前のマインドづくりの話で主に2つのことを抑えておく必要があります。

Getfit編集部山本
Getfit編集部山本

まずは第1段階の哲学の考えから紹介します。

ヤマ(戒め)

ヤマとは、心の安定を阻害する要素を禁じる、社会的な行動規範で、日常生活でやっては行けない5つの戒めのことを指します。

・アヒンサー(非暴力)
・サティヤ(真実)
・アスティヤ(不盗)
・ブラフマチャリヤ(禁欲)
・アパリグラハ(無欲)

Getfit編集部山本
Getfit編集部山本

それぞれの教えを詳しく解説してきます!

アヒンサー(非暴力)

・生きとし生けるものに対して暴力や傷つける言動をしないこと
・自分や他人に対する思いやりや尊重を持つこと

サティヤ(真実)

・嘘や偽りを言わず真実を探求すること
・自分の心や言動に正直であること

アスティヤ(不盗)

・他人のものを盗まないこと
・自分に必要なもの以外に執着せず、自分の持っているものに感謝すること

ブラフマチャリヤ(禁欲)

・性的な欲望や快楽に支配されないこと
・自分のエネルギーを無駄に消費しないこと
・精神的な成長に向けてエネルギーを使うこと

アパリグラハ(無欲)

・他人と自分を比べないこと
・自分の能力や状況に満足し必要以上に物や情報を集めないこと。

日々の自分の生活を振り返り、これらに当てはまっていないか今一度考えましょう。
もしかしたら、耳の痛い話かもしれませんがこれらを実行することでヨガに入る前のマインドを作ることができます。

ニヤマ(するべき行動)

ニヤマは、自分の内側にある苦しみの原因を知り、そこから抜ける方法を教えてくれるヨガの哲学の一部です。

シャウチャ(清浄)

・心身を清らかにすること。
・沐浴や掃除により、体や生活する場所を清潔に保つのと同時に、心も不要な思考や感情から解放することです。

サントーシャ(知足)

・必要なものは全て与えられていると感謝すること
・どんな状況にも受け入れる姿勢を持つこと

タパス(修練)

・正しく訓練して生命力をより強く育てること
・今の自分では苦しく感じることを、鍛えることで苦しく感じない自分に育てていくこと

スワディヤーヤ(聖典の学習、自己の探求)

・聖典の内容と自分が一体となり真実と一体となること

イシュワラプラニダーナ(神への帰依)

・全ては神の意であると捉えること

ニヤマを実践することで、自分自身の心をコントロールし、幸せに近づくことができ、今よりも充実した人士を過ごせることが目指せます。

Getfit編集部山本
Getfit編集部山本

心ではわかっていても、実践し続けることは難しいので毎日少しずつ取り組んでみましょう!

第2段階

八支則の第2段階は以下で構成されており、実際のヨガポーズの動きを説明しています。

アサナ(座法)

アサナとは、ヨガのポーズのことでサンスクリット語の「asana」には「座る」という意味があります。
もとはその瞑想のための坐り方、「坐法」のことを指したもの瞑想を深めるためのツールの一つとしてアサナは誕生しました。
アサナには、立ったまま行うものや座ったまま行うもの、体を前に曲げるものなど複数の種類があり、それぞれで特有の効果や意味があります。
もし、身体と心の調和が出来ない人はアサナから見直してください。

Getfit編集部山本
Getfit編集部山本

ヨガポーズを解説している記事もあるので、是非参考にしてみてください!

プラナヤマ(呼吸法)

プラナヤマとは、呼吸を通して気の流れをコントロールすることを指します。
サンスクリット語でプラーナとは「気」、アーヤーマとは「制御する、拡張する」という意味を持ち心と体のバランスを整えることを目的としています。
プラナヤマには、様々な種類がありますが、基本的には「吸う・止める・吐く」の3つの要素からなり、吸うときは、鼻から空気を吸い込み、お腹を膨らませ止めるときは、呼吸を一時的に止めて、気を溜める、というのが一連の流れです。
ポーズ同様、呼吸法によっては身体を冷やしたり温めたりする効果もあるので、呼吸法それぞれのやり方を知っておく必要があります。

Getfit編集部山本
Getfit編集部山本

ヨガの呼吸法を知りたい方はこちらから!

あわせて読みたいヨガの呼吸法の一覧を知って自律神経を改善しよう!ヨガは適切な呼吸法で取り組めば副交感神経が有利になり、リラックス効果を得ることができますが呼吸法を誤れば効果は半減します。 ただ、ヨガの呼

第3段階

ヨガの身体の使い方を学んだ後、「悟り」に入るための心の動きを学んでいきます。

プラティヤハラ(感覚制御)

プラティヤハラとは、サンスクリット語で「感覚制御」や「制感」と訳され感情や欲望のコントロールを目的としています。
人間は五感(視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚)を通して、外界から様々な刺激を受け、心は喜怒哀楽や欲求などの感情に揺れ動きますが、その感情に振り回されると、心の平和や自由を失ってしまいます。
プラティヤハラを行うことで、感覚を制御し、心を落ち着かせることに加えて、集中力も高められます。

ダラナ(集中)

ダラナとは、散漫を防ぎ、内面の静寂が得られるヨガに必要な技法です。
ダラナを行うには、まず、心を落ち着かせるための呼吸法や姿勢を身につけ、集中する対象を決めます。
対象に対して愛情や敬意を持ち、心を向けて、他の雑念を払い除けることで心は対象と一体化し、より深い瞑想へと進むことができます。

ディヤナ(瞑想)

ディヤナとは、心を対象に一貫させるダラナの延長線上にあるものです。
ディヤナは、ダラナで集中した対象に対して、さらに心を注ぎ込み対象との関係性を深めることで、自分の心のあり方や存在意義を見つめ直すことにもつながります。

サマーディ(悟り)

サマーディとは、ディヤナで対象と心を一致させた状態を保ちながら、自分の心の作用を完全に停止させることです。
自分の心の束縛や限界を解放することにも繋がり、心は対象との差別なく、真の自由と平安を得ることができます。

Getfit編集部山本
Getfit編集部山本

八支則は一見難しい考えのように見えますが、日本語に訳すとわかりやすくなります。もし、難しい言葉が並んでいても日本語だとどういう意味になるだろうかいう思考をすることでわかりやすく八支則を覚えることができます。

ヨガ哲学を理解するのにわかりやすいおすすめの本

ヨガ初心者は「インテグラル・ヨーガ」がおすすめ

https://x.gd/0RxCM

ヨガの哲学の基本となる経典「ヨーガ・スートラ」の解説本です。
約200の短い文からなるサンスクリット語の教えで、ヨガの目的や方法、心の在り方などが記されており、サンスクリット語の原文と訳、そして解説がついているためわかりやすいとされています。
例え話や日常生活への応用も豊富に紹介されているので、具体例と共にヨガ哲学を理解したい人におすすめの本です。

実体験を通してヨガ哲学を理解したい人は「ヨーガの哲学」がおすすめ

https://x.gd/LbjOa

ヨガの哲学を、実際にヨガを実践している著者の体験や感想とともに紹介している本です。
ヨガのポーズや呼吸法だけでなく、瞑想やマントラ、チャクラなど、ヨガの様々な要素について、その意味や効果、やり方などが丁寧に説明されています。
著者のユーモアやエピソードも交えて書かれているので、楽しみながらヨガ哲学を学びたい人におすすめです。

図説でヨガ哲学を理解したい人は「図説ヨーガ・スートラ」がおすすめ

https://honto.jp/netstore/pd-book_27843716.html

ヨーガ・スートラを、カラー口絵やイラスト、図表などを用いて図説した本です。
ヨーガ・スートラの内容は、ヨガの歴史や背景、心の働きや状態、ヨガの八支則や瞑想法など、多岐にわたり、視覚的にわかりやすく表現しています。
また、サンスクリット語の原文と訳も掲載されているので、ヨーガ・スートラの言葉のニュアンスも感じることができるので、サンスクリット語と共に勉強したい方におすすめです。

ヨガ哲学を実践したい人は「やさしく学ぶYOGA哲学 ヨーガスートラ」がおすすめ


「やさしく学ぶYOGA哲学 ヨーガスートラ」はヨーガ・スートラをやさしく解説しており、ヨガ哲学が初めてでも入りやすい本です。
ヨーガ・スートラが初めての人も、もう一度理解し直したい人にもおすすめの本でヨガの哲学を日常生活に活かすためのヒントやアドバイスがたくさん書かれています。

ヨガ哲学を理解するのにわかりやすいおすすめの動画

永井由香先生

永井由香先生のヨガ哲学講座は、ヨガスートラやバガヴァッド・ギーターなどのヨガの根本経典を、丁寧に分かりやすく解説してくれます。
永井由香先生は10代からインドの神様と哲学に興味を持ち、インドでヨガを学び、現在ヨガ哲学講師でありながらインド古典音楽のバンスリ奏者でもあります。
2010年から2013年まで南インドのダヤーナンダ・アシュラムにて3年半留学し、サンスクリット語、ウパニシャッド、バガヴァッド・ギーターなどの経典と瞑想を学んでいるため、限りなくサンスクリット語を原文に近い形で日本語に訳しているため、ヨガ哲学を本質的に学ぶことが出来ます。

Getfit編集部山本
Getfit編集部山本

永井由香先生の動画でヨガの哲学を学びたい人はこちらから視聴しましょう!

向井田みお先生

向井田みお先生はアンダーザライトヨガスクールのヨガ哲学講師です。
1999年にヨガに出会い、2005年からスワミ・ダヤーナンダのもとで、アドヴァイタ・ヴェーダンタ(一元論)というヨガ哲学の学派を学びインドでヨガのディプロマ学位を取得しました。
向井田みお先生の動画は瞑想&呼吸法をメインで解説しており。、ヨガの哲学と実践を結びつけるものです。
そのため、ヨガ哲学と同時並行でヨガを実践しリラックスしたい人におすすめです。

Getfit編集部山本
Getfit編集部山本

向井田みお先生の動画はこちらから!

マサルシ先生

マサルシ先生は、インド政府公認のヨガインストラクターであり、愛媛県のエアラインクラブにてヨガの講師を務めています。
ヨガの哲学や情報を、なるべく分かりやすく(好き勝手に)解説していくYouTubeチャンネル「マサルシのヨガ大学」を運営しています。
マサルシ先生のヨガ大学は、ヨガの歴史や種類、ポーズや効果、瞑想や呼吸法など、ヨガに関する様々なテーマを取り上げており、ヨガの知識を深めたい方や、ヨガの楽しさを感じたい方におすすめです。

Getfit編集部山本
Getfit編集部山本

マサルシ先生の動画はこちらがおすすめです!

あわせて読みたい無料で取り組めるオンラインヨガ9選!おすすめのユーチューブチャンネルやアプリを紹介!ヨガは適度に汗をかきつつ、精神統一やリラックス効果がある人気な運動です。 また、最近ではヨガスタジオに行かなくても、Youtubeやアプリ

ヨガ哲学を日常生活で実践させる方法


ヨガ哲学を日常生活に取り入れることで、心の平安や幸せを感じることができます。
具体的にどのようにヨガ哲学を実践することができるのか、取り組みやすい方法を3つ紹介します。

物を手放し断捨離を行う

まず、断捨離を行うことがおすすめです。
ヨガ哲学でも、不要な物が入ってこないように遮断すること、今ある不要な物を捨てること、執着している物や事柄から離れることは推奨されています。
断捨離を行うことで部屋も自分自身の心もシンプルにするだけでなく物や欲望に囚われないに意識を向けることが出来ます。
もし、捨てるか迷うべきものがあれば期限を設けてから保留にする、というのも選択肢の1つです。

Getfit編集部山本
Getfit編集部山本

物を手放すことに慣れると、人それぞれの価値基準を考えられるようになります。

自分の気持ちに嘘をつかず受け入れること

自分の気持に正直になり、その気持ちを受け入れるという習慣を取り入れることも重要です。
自分の気持ちに嘘をつくと、一時的には、不快な感情を避けたり、周囲に合わせたり、自分を守ったりすることができるかもしれませんが、自分の気持ちに嘘をつき続けることで、自分の心と体に悪影響を及ぼすことになります。
不快な感情に直面したり、周囲と衝突したりすることになるかもしれませんが、長期的に見ると、自分自身の成長や幸せに繋がるだけでなく、周りの人との信頼関係にポジティブな影響をもたらしてくれるのです。

信頼できる人と関係を深めること

信頼できる人と関係を深めることもすぐ実践できる方法です。
関係を深めることで、自分自身の成長や幸せに繋がるだけでなく、周りの人との信頼関係も上手くいくようになります。
相手の話に興味・関心を持ち、話を尊重しつつも自分がどう思っているか正直に話すことが信頼関係をうまく築くポイントの1つです。

Getfit編集部山本
Getfit編集部山本

仕事でも悩みの相談や共有をすることで、やりがいや仕事の効率化にも貢献することができます。

ヨガ哲学を調べている人が気になっていること

ヨガ哲学における幸福の定義とはなんですか

ヨガ哲学における幸福の定義は各方面で様々な解釈がされていますが、「内面の平和と調和」が共通して言えることです。
一般的な幸福とヨガ哲学における幸福の定義には少し違いがあり、例えば「欲」に対して一般的な幸福であれば「欲は満たすもの」ですが、ヨガ哲学では「欲は手放すもの」とされています。
語弊のないように伝えると、必ずしもヨガ哲学の幸福が解というわけではありません。
心と身体がコントロール出来ている状態がベストであるため、幸福を追求するのであればヨガ哲学を学びながらもその考えが自分にとって適しているものであるか、照らし合わせる必要があります。

Getfit編集部山本
Getfit編集部山本

また、他人と比べるのではなく自分自身と向き合うことも重要です。

ヨガの精神的な効果は?

ヨガを行うことで精神的な効果はあります。
深い呼吸をすることにより、身体の状態を落ち着かせる効果のある副交感神経の活動を活発にするため、メンタル面でも効果があります。

Getfit編集部山本
Getfit編集部山本

精神的な効果はいくつもありますが、代表的な効果を紹介します。

・ストレスの軽減
・自己管理能力の向上
・前向きな思考になれる

また、ヨガを実践することで、自分にも他人にも優しくなれたり、問題や課題から目を背けずに練習をすることができたり、感謝や信仰の気持ちを持つことができたりなど、心の安定感や幸福感にとって大きな助けであるのです。

あわせて読みたいヨガのチャクラとは何か?チャクラを開くポーズを習得しヨガの効果を最大化しよう!ヨガをポーズや呼吸法だけでなく、チャクラについて深い理解が得られるとよりヨガの効果を得ることが出来ます。 チャクラとは目には見えないエネル

八支則の覚え方を教えてほしいです

八支則のおすすめの覚え方は2つあります。

八支則の覚え方

・サンスクリット語と日本語訳の音読
・順番を覚えて実践する

八支則のみならずヨガで使用される言葉の殆どがサンスクリット語が元となっています。
サンスクリット語を理解した上で日本語と合わせて音読をすると自然と頭に残りやすくなります。
また、順番を覚えて実践することもコツの1つです。
八支則の順番は、「ヤマ、ニヤマ、アーサナ、プラナヤーマ、プラティヤハーラ、ダーラナ、ディヤナ、サマーディ」であり頭文字を取り、段階ごとに分けて「ヤニ、アプ、プダデサ」というように自分なりの言葉に置き換えて実践する、というのも1つの覚え方です。

ヨガの名言や素敵な言葉を知りたいです

Getfit編集部山本
Getfit編集部山本

ヨガの偉人や著書が伝える名言集を紹介していきます!

B.K.S.アイアンガー(アイアンガーヨーガの創始者)

・ヨガは一度明かりを灯したら2度と消えない灯。あなたが練習をするほど輝きを増す。

バガヴァッド・ギーター6章5節

・自ら自己を高めるべきである。自己を沈めてはならぬ。実に自己こそ自己の友である。自己こそ自己の敵である。

バガヴァッド・ギーター6章5節

・あなたの内側から学びなさい。誰もあなたに知識を与えてくれません。誰もあなたをスピリチュアルにしてくれません。あなた自身の魂が先生です。

Getfit編集部山本
Getfit編集部山本

偉人や著書の名言を胸に実際に行動に移していくことが最も重要です。

まとめ

本記事ではヨガ哲学の教えを種類から解説しました。
ヨガ哲学の殆どはサンスクリット語で解説されており、一見難しいように見えますが日本語に直すとヨガをやっている方であれば理解できることの方が多いです。
また、ヨガのポーズはできているけれど八支則の第1段階であるヤマやニヤマができていないから十分に効果を得ることが出来なかった人もいるのではないでしょうか。
そのため、まずは八支則の第1段階から自分が出来ているか学び直し、より深くヨガの効果を感じられるようになりましょう。

あわせて読みたいヨガの発祥とは?起源〜現在に至るまでの歴史を徹底解説!ヨガに取り組み始め、ポーズだけでなく歴史や起源などヨガの発祥について詳しくなりたいと思う人もいるのではないでしょうか。 ヨガの発祥は実は紀
この記事を書いた人

Getfit編集部

山本 夏実

Natsumi Yamamoto

Getfitの編集部パーソナルジム選びコンテンツ責任者
学生時代は日本大学文理学部体育学科にてスポーツと健康に関する科学的知識・技術を学ぶ。
取材で訪れたパーソナルジムの数は全国45ジムを超える。
実際に24/7WorkoutやUNDEUX SUPERBODY(アンドゥスーパーボディ)などの大手パーソナルジムに通いダイエット(体重-8kg)・ボディメイク(体脂肪-8%)の経験を持つ。
自身の体験を基に、パーソナルジム探しをするユーザーのためにパーソナルジム選びのノウハウコンテンツを執筆・発信。
プライベートでは24時間ジムや暗闇ボクシングジムに通うことが趣味。

執筆記事例)