お腹の調子が悪く、数日間は便秘という方におすすめの対処方法がヨガです。
ヨガは腸の運動を活性化させる役割を果たすため便秘解消に有効とされています。
本記事では便秘解消につながるヨガポーズや取り組む際の注意点を解説します。
また、しつこい便秘を2分で劇的に治す方法も紹介するので是非最後まで記事を見て便秘に悩まない生活を送るようにしましょう。
ヨガが便秘解消におすすめの理由
便秘に悩む人は多く、日本人の約3割が便秘気味だと言われており便秘は、肌荒れや体臭、免疫力の低下など、さまざまな健康問題を引き起こす可能性があります。
そこで、便秘解消に効果的な方法として注目されているのがヨガでヨガを続けることで、便秘になりにくい体質をつくることができるのです。
ヨガが便秘解消におすすめの理由を解説していきます!
自律神経の改善
便秘の原因の1つに自律神経の乱れが挙げられますが、ヨガは自利神経のバランスを整える役割を果たします。
自律神経とは交感神経と副交感神経の2種類があり、心臓や血管、内臓などの働きをコントロールしており、自律神経が乱れてしまうと腸の働きに悪影響が出ます。
ヨガは、深い呼吸法やリラックス効果の高いポーズを行うことで、副交感神経を優位にすることができ便秘の原因のひとつであるストレスを軽減する効果があるのです。
腸のぜん動運動の促進
ヨガはポーズによって腸に直接的な刺激を与え腸のぜん動運動を促進させます。
特にねじりや側屈のポーズは腸に圧力をかけてマッサージする効果があり、腸内に溜まったガスを抜いたり、便を下の方に押し出したりすることができます。
また、ヨガは骨盤底筋や腹横筋など体の深部にある筋肉であるインナーマッスルが鍛えられ、腰回りにある腸腰筋や腹筋を強化することができます。
これらの筋肉は、便を押し出す力に関係しており、筋力が低下すると便秘になりやすくなるため、ヨガで筋力を高めることで、便秘の予防や改善に役立ちます。
便秘解消におすすめのヨガポーズまとめ5選!まりこ先生の動画も!
ここからは便秘解消に効果的なヨガポーズを紹介していきます!
三日月のポーズ
三日月のポーズは上半身から下半身まで全身をダイナミックに動かすヨガポーズです。
体側を伸ばして腸に圧力をかけるため腸内に溜まったガスを抜いたり、便を下の方に押し出したりする効果があります。
①両手を開き、手首の下にあし首が来るようにあしを大きく開く
②右あし先を指先の方向、左あし先を正面に向け、左あし小指側でしっかりと床を押しながら、右ひざを90度踏みこむ
③右ひじを右ひざに軽く添え、左手を頭の先に伸ばす
④目線を天井方向に向け、3から5呼吸キープしたらポーズを解放し、反対側も同じように行う
肩の力は抜いて、首をリラックスさせましょう!
ガス抜きのポーズ
ガス抜きのポーズは、名前の通り、腸のぜん動運動を促し腸にたまったガスを抜く効果があります。
腹部の血行を促進しお腹の張りが解消する効果や、自律神経を整えて、リラックス効果が得られます。
①ひざを立てた仰向けから、両ひざをかかえる
②股関節はリラックスさせたまま、お腹の動きを意識した深呼吸を5セット繰り返す
③最後は両手両足を楽なポジションに広げ、カラダとココロが満足するまで深呼吸
お腹に強い圧力をかけすぎないように、膝と胸の距離は適度に保ちましょう!
猫のポーズ
猫のポーズは、背骨を丸めたり反らしたりすることで、腸を刺激し、ぜん動運動を活発にする効果があります。
また、副交感神経が集中する背骨周りをマッサージすることで自律神経も整えられます。
①四つん這いになり、手のひらは肩の下、ひざは骨盤の下に置く
②吐く息で尾骨の方から背骨を丸め、目線は膝の間へおとし、首をリラックスさせる
③吸う呼吸で、尾骨から背骨を反らし、吸い切るころに頭を上げる
④自分のペースで8から10往復くり返す
腰や首に負担をかけないように、力みすぎないよう注意しましょう!
ワニのポーズ
ワニのポーズは仰向けになって膝を左右に動かすポーズです。
腹筋を使って腹部に圧力をかけることで、腸内に溜まったガスを抜いたり、便を下の方に押し出したりすることができます。
①うつ伏せになり、両手を前方に伸ばす
②右手の上に左手を重ね、顔を左手の上に置く
③右足を上げて、右ひざを曲げる
④吐く息で右足を左側に倒し、右ひざを床につける
⑤おへそを背骨の方に引き込み、腹筋に力を入れる
⑥3から5呼吸キープしたら、反対側も同じように行う
おへそを背骨の方に引き込み、腰が反らないように注意しましょう。
半分の魚のポーズ
半分の魚のポーズは体育座りで腹部をねじるポーズです。
腹部がねじられることで腸がマッサージされ、消化を助ける効果があり肝臓や膵臓などの内臓の働きも良くします。
①両足を前方へ伸ばし長座になる
②左の膝を立てて左足裏を右のスネの上に置く
③お尻を左側に少しずらし、下半身をそのまま右側に倒す
④無理がなければ左膝は右の床までおろし、右腰の奥の伸びやお腹の刺激をゆったりと感じてください
⑤深呼吸を5セット行い反対側も同じように行います
背中や首に痛みを感じる場合は、頭を床に置いたり、枕を使ったりして調整してください。
どの便秘解消ポーズをやるか迷ったらまりこ先生の動画を参考にしよう!
ヨガ初心者はヨガポーズがありすぎてどのポーズから取り組んだらいいのか迷うかもしれません。
そんな時におすすめなのが、Youtubeの登録者数100万人以上を誇るヨガインストラクターのまりこ先生の動画です。
ヨガポーズ途中で解説をしてくれるので、ヨガ初心者でもわかりやすくヨガポーズを進めることが出来ます。
まりこ先生が投稿している中でもおすすめの便秘解消ヨガポーズを紹介します!
この動画をもとに便秘解消ヨガポーズに取り組んだ人の口コミをいくつか紹介します!
4日間の便秘が翌朝にはスッキリ
4日間便秘でお腹も苦しくてどうしようと思っていた時にこの動画を見つけて、寝る前にやってみたら翌朝スッキリしました!
ウェストもくびれてきた
便秘も解消されて、肌の調子も良くなりましたし、気持ちも安定します。
ウェストもくびれてきたと家族に言われました。
翌朝スッキリ
寝る前に実践したら、直後から腸が刺激で動いている感じがして、翌朝スッキリでました。
お腹を痛めることもなく、効果に私自身も驚きました。
便秘以外にも身体の不調を感じている人におすすめのヨガポーズはこちらを参考にしましょう!
痩せたい人におすすめのヨガポーズ
瞑想におすすめのヨガポーズ
腰痛におすすめのヨガポーズ
肩こりにおすすめのヨガポーズ
骨盤矯正におすすめのヨガポーズ
チャクラを開くのにおすすめのヨガポーズ
腹筋を鍛えられるヨガポーズ
便秘解消のヨガポーズに取り組む際の注意点
便秘解消に効果的なヨガポーズに取り組む前に、以下のポイントを押さえておきましょう。
食後すぐは避ける
ヨガを行う際には、食後2時間以上空けましょう。
食後すぐにヨガをすると、胃や腸に負担がかかり、消化不良や胃もたれを引き起こしてしまうだけでなく、血液が消化器官に集中してしまい、筋肉や関節に十分な酸素や栄養が届かなくなります。
ヨガを行い場合は胃に食べ物がない空っぽの状態で取り組み、どうしても時間がなく食後にヨガをしたい場合は軽いポーズやストレッチにとどめ、腹部に圧力をかけるポーズは避けるようにしましょう。
食事の量や内容にも注意し、消化に良いものを選びましょう!
難しいポーズは取り組まない
ヨガにはさまざまなレベルのポーズがありますが、自分の身体の状態や限界を無視して、難しいポーズに挑戦するのは危険です。
無理なポーズは、筋肉や関節に怪我をするだけでなく、呼吸が浅くなり、自律神経の乱れを招きます。
ヨガの目的は、便秘解消や健康増進だけでなく、心身の調和やリラクゼーションであるため、自分のペースで、安定して快適に呼吸ができるポーズを選びましょう。
ヨガ初心者におすすめのヨガ教室を知りたい方はこちらの記事を参考にしてみましょう!
ヨガポーズ以外でしつこい便秘を2分で劇的に治す方法
ここからはヨガ以外ですぐにしつこい便秘をすぐ出せる方法を紹介していきます。
便秘解消マッサージ
まず1つ目におすすめのがマッサージで腸の走行に沿って手で腹部を刺激することで、便の通りが良くなります。
便が滞りやすい腸の曲がり角を中心に、ゆっくりともみほぐしていきます。
便秘解消のマッサージのやり方と動画はこちらを参考にしましょう。
①両足を前方へ伸ばし長座になる
②左の膝を立てて左足裏を右のスネの上に置く
③お尻を左側に少しずらし、下半身をそのまま右側に倒す
④無理がなければ左膝は右の床までおろし、右腰の奥の伸びやお腹の刺激をゆったりと感じる
⑤深呼吸を5セット行い反対側も同じように行います
妊娠中や腹部に強い痛みがある方は医師に相談しましょう。
便秘解消のツボを押す
特定のツボを押すという方法は東洋医学の考えに基づいており、腸の働きを改善するツボを指圧することで便秘解消に役立ちます。
便秘解消のツボには、天枢(てんすう)、大横(だいおう)、三陰交(さんいんこう)などがありそれぞれのツボの位置と効果は以下の通りです。
ツボ | 位置 | 効果 |
---|---|---|
天枢 | おへその両側、指2本分外側にあるツボ | 腸のぜん動運動を促進し、便秘や下痢を改善 |
大横 | おへその左右、指4本分外側にあるツボ | 腸の働きを整え、便秘や腹痛を改善 |
三陰交 | 足の内側、くるぶしから指4本分上にあるツボ | 血行を良くし、腸の動きを活性化 |
ツボの押し方はこちらです!
①それぞれのツボを親指で押しながら、ゆっくりと円を描くように回す
②押す強さは、痛気持ちいい程度に調整する
③それぞれのツボを10回ずつ回したら、反対側も同じように行う
便秘を治すには普段の食生活や運動を見直す
便秘を治すには普段の食生活や運動も見直す必要があります。
食生活においては、食物繊維を多く含む食品を積極的に摂ることをおすすめします。
食物繊維は、腸のぜん動運動を促し、便の量や水分を増やして排便がしやすくなります。
・海藻類
・果物
・さつまいも
・豆類
・きのこ
また、運動は週に2回以上行うことで身体の中から毒素やストレスが抜きやすくなり自律神経が整っている状態を作ることが出来ます。
その他にも、コーヒーやお酒の摂取を控えるなど注意するべきところは多くあります。
「ヨガ 便秘」を調べている人が気になっていること
今すぐうんちを出す方法を知りたいです
いますぐうんちを出したい方は以下の方法を試してみましょう。
・便秘薬
・浣腸
ただしこれらの方法は緊急用であるため、あまり推奨しません。
前述の通り、運動習慣や食事などの運動習慣を適切にすることのほうが大切です。
腸活に良い飲み物を知りたいです
腸の働きを良くするためには飲み物も重要で水分不足は便が硬くなり、排出が困難になる原因になります。
その他にも、コーヒーやお酒の摂取を控えるなど注意するべきところは多くあります。
・飲むヨーグルト
・ヤクルト
・野菜ジュース
・ごぼう茶
・たんぽぽ茶
これらの飲み物や消化吸収のサポート、便器解消、腸内の善玉菌の増加など、腸にとって有効的な活動を促します。
逆にコーヒーや炭酸飲料など刺激が強い+利尿作用が強い等の理由で身体の水分を逆に奪ってしまう可能性があります。
また、アルコールや甘い飲み物は、腸内環境を悪化させる原因になるため、腸活をするのであれば控えるようにしましょう。
ヨガポーズ「ナウリ」が知りたいです
ナウリ(nauli)はお腹の筋肉を前後左右に動かすことで内臓をマッサージするテクニックでサンスクリット語で「うねり」という意味があります。
ナウリは、ヨガの浄化法(クリヤー)の一つで、腹部と内臓を浄化することを目的としており、ヨガの世界を極めた人のみが会得できるものと言われており、片岡鶴太郎さんが、インド政府公認「プロフェッショナルヨガ検定・インストラクター」合格会見の時に披露したことで話題になりました。
お腹が生き物のように動く姿は、多くの人を驚かせますが、その裏には長年のヨガの練習と呼吸法の習得が必要であるため、1人では行わないようにしましょう。
改めてナウリの効果をまとめたので是非ご覧になってください!
・消化不良の改善
・自立神経の改善
・体幹の強化
腸活のヨガポーズに取り組み便秘の悩みをなくそう
本記事では便秘解消に役立つヨガポーズを紹介しました。
ヨガポーズをやることで自律神経の改善やぜん動運動を促進させる効果がありますが、中にはヨガ初心者にとっては難しいヨガポーズもあるため、取り組むのが難しければまりこ先生が解説するヨガポーズに取り組むことをおすすめします。
また、どうしてもヨガに取り組む時間が取れないという方は日々の食生活から見直し便秘に悩まないような生活を送りましょう。
この記事を書いた人
Getfit編集部
山本 夏実
Natsumi Yamamoto
Getfitの編集部パーソナルジム選びコンテンツ責任者
学生時代は日本大学文理学部体育学科にてスポーツと健康に関する科学的知識・技術を学ぶ。
取材で訪れたパーソナルジムの数は全国45ジムを超える。
実際に24/7WorkoutやUNDEUX SUPERBODY(アンドゥスーパーボディ)などの大手パーソナルジムに通いダイエット(体重-8kg)・ボディメイク(体脂肪-8%)の経験を持つ。
自身の体験を基に、パーソナルジム探しをするユーザーのためにパーソナルジム選びのノウハウコンテンツを執筆・発信。
プライベートでは24時間ジムや暗闇ボクシングジムに通うことが趣味。
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