ヨガは有酸素運動と無酸素運動どちらに分かれるのでしょうか?
また、ダイエットへの効果はどれくらいあるのか気になる方もいると思います。
この記事では、これからヨガを生活に取り入れようとしている初心者の方へ向けて、疑問を解説をしていきます。
ヨガは有酸素運動、無酸素運動どっち?
【おさらい】有酸素運動とは
有酸素運動とは、酸素を使ってエネルギーを作り出す運動のことです。
心拍数が上がり、呼吸が深くなる運動を指し、ジョギングや水泳などがあります。
有酸素運動には心肺機能の向上や脂肪燃焼が期待できます。
【おさらい】無酸素運動とは
一方、無酸素運動とは、酸素を使わずにエネルギーを作り出す運動を指し、筋肉に負荷をかけて筋力や筋力を増やしていきます。
無酸素運動には、ウエイトトレーニングや短距離走などがあります。
無酸素運動の効果は、基礎代謝の上昇や筋肉の強化などがあります。
ヨガは種類によって有酸素運動・無酸素運動に該当する
結論、ヨガは呼吸法やポーズが種類によって異なることもあり、種類によって有酸素運動か、無酸素運動かに分けられます。
例えば、ホットヨガやアシュタンガヨガなどは、高温や高強度で行うため、有酸素運動の要素が強くなります。
ホットヨガ
アシュタンガヨガ
一方、ハタヨガやヨガニドラなどは、静かでゆっくりと行い、マインドフルネスの効果を高める目的もあるため、無酸素運動の要素が強くなります。
ハタヨガ
ヨガニドラ
したがって、ヨガは有酸素運動、無酸素運動どっち?という問いに対しては、一概に答えることができません。
自分の目的や体調に合わせて、ヨガの種類を選ぶことが大切です。
ヨガの種類をもっと詳しく知りたい人はこちらの記事がおすすめです。
ヨガは運動にならない?ヨガの運動強度とカロリー消費
ヨガの種類によって運動強度は異なる
「ヨガは運動にならない」というイメージを持っている人も多いかもしれませんが、実はヨガの中には種類によって高い運動強度を持つものもあり、消費カロリーは大きく異なります。
ヨガの運動強度とカロリー消費について、代表的なヨガの種類を比較してみましょう。
ハタヨガ
【特徴】
呼吸法やポーズを組み合わせた基本のヨガ。
ポーズは簡単で、自分のペースで行える。
【運動レベル】
・ストレッチ、散歩
【消費カロリー】
・1時間で約150キロカロリー
【おすすめな人】
・ヨガ初心者
アシュタンガヨガ
【特徴】
呼吸法と決められたポーズを連続的に行うダイナミックなヨガ。
ポーズは難易度が高く、筋力や柔軟性が必要。
【運動レベル】
・ジョギング、サイクリング
【消費カロリー】
・1時間で約200キロキロカロリー
【おすすめな人】
・ヨガ中級者〜上級者
ホットヨガ
【特徴】
室温を約38~40℃、湿度を約60~70%に設定した部屋で行うヨガ。
ポーズはハタヨガに似ているが、高温多湿の環境で行うことで発汗量が増える。
【運動レベル】
・ウォーキング、エアロビクス
【消費カロリー】
・1時間で約300キロキロカロリー
アシュタンガヨガやホットヨガはカロリー消費として有効的
上記のデータから分かるように、アシュタンガヨガやホットヨガは、運動強度やカロリー消費が高いヨガと言えます。
もちろん、ハタヨガもカロリー消費はありますし、他にも筋力や柔軟性の向上、ストレスの緩和、姿勢の改善などの効果が期待できます。
自分の目的や体調に合わせて、適切なヨガの種類を選ぶことが大切です。
あわせて読みたいヨガで消費するカロリーはどれくらい?種類別に比較してみた!ヨガは、心身の健康を促進する効果があると言われていますが、ダイエットにも効果的なのでしょうか? この記事では、ヨガの消費カロリーや、消ヨガがダイエットに効果的な理由
ヨガは、身体と心のバランスを整えることで、健康や美容に多くの効果をもたらすと言われています。
その中でも、ダイエットに効果的な理由を3つ紹介します。
ヨガはストレスを減らして食欲を抑える
ストレスは、食欲を増やして過食や間食につながることがあります。
ストレスが溜まると、自律神経のバランスが崩れ、満腹中枢が麻痺したり、血糖値が上昇し、甘いものや脂っこいものなどの高カロリーな食べ物に手が伸びやすくなります。
ヨガは呼吸法やポーズを通して、深いリラクゼーションを得ることができるため、これにより自律神経のバランスを整え、ストレスホルモンの分泌を抑えることができます。
また、ヨガは心にも穏やかさや平和をもたらし、感情のコントロールやポジティブな思考にも役立ちます。
ヨガは筋力や柔軟性を高めて基礎代謝を上げる
ヨガは、さまざまなポーズを行うことで、全身の筋肉を使い、特に、普段あまり使わないインナーマッスルや深層筋を鍛えることができます。
筋力や柔軟性を高めることで基礎代謝も上がり、太りにくく痩せやすい体質になります。
あわせて読みたいヨガで体幹を鍛える効果は?筋トレ・ピラティスとの違いや併用のやり方を解説体幹を鍛えることは綺麗なボディラインを作ることで重要ですが、 ヨガで体幹を鍛えるメリットや効果はあるのでしょうか? また、筋トレヨガは内臓機能を活性化して排出力を高める
ヨガはポーズによって内臓に刺激を与えることで、内臓機能を活性化します。
例えば、ねじりポーズは消化器系に働きかけて胃腸の働きを促し、便秘や下痢などの改善に効果的であったりします。
内臓機能を活性化することで、老廃物や毒素を体外に出す排泄力が高まり、排出力が高いほどデトックス効果が高くなります。
あわせて読みたい便秘解消におすすめのヨガポーズまとめ5選!しつこい便秘を2分で劇的に治す方法も紹介お腹の調子が悪く、数日間は便秘という方におすすめの対処方法がヨガです。 ヨガは腸の運動を活性化させる役割を果たすため便秘解消に有効とされてヨガは痩せない?困った時の対策
ヨガだけで痩せるというのは難しいと感じている方も多いのではないでしょうか?そこで今回は、ヨガをしても痩せない原因と、その対策についてご紹介します。
ヨガの後に食べ過ぎないように注意する
まず、ヨガをしても痩せない原因の一つは、ヨガの後に食べ過ぎてしまうことです。
特に、ヨガの後に空腹感を感じやすい方は注意が必要で、ヨガの後に食べ過ぎてしまうと、消費したカロリーよりも摂取したカロリーが多くなり、結果的に太ってしまう可能性があります。
そこで、ヨガの後に食べ過ぎないようにするための対策は、以下のようなものがあります。
・ヨガの前にバナナやナッツ軽く食べる
・ヨガの後に水分補給をしっかりする。
・普段からタンパク質やビタミン、ミネラルなどの栄養素をバランスの良い食事をとる
汗をかくホットヨガをやってみる
ヨガには様々な種類がありますが、その中でも特に汗をかくホットヨガは、ダイエット効果が高いと言われています。
ホットヨガを行うことで、以下のようなメリットがあります。
・汗をかくことで体内の老廃物や毒素を排出する
・筋肉の可動域が広がる
・心拍数や呼吸数が上がり、脂肪燃焼に効果的な有酸素運動ができる
消費カロリーが大きいホットヨガですが、身体の負担も大きいため自分の体調や体力に合わせて無理をしないことが大切です。
ヨガと他運動のおすすめ組み合わせメニュー
ヨガは心身の健康に効果的なエクササイズですが、それだけでは筋力や体力の向上には限界があります。
そこで、ヨガと他の運動を組み合わせることで、より効果的に身体を鍛えることができます。
無酸素運動(筋トレ)の後にヨガを取り入れる
筋トレだけでは筋肉が硬くなりやすく、柔軟性や可動域が低下する恐れがあります。
そこで、筋トレの後にヨガを取り入れることで、筋肉をほぐし、血流やリンパの流れを促進し、疲労回復やリラックス効果を得ることができます。
おすすめ組み合わせメニュー
– 筋トレ:30分〜60分
– ヨガ:15分〜30分
ヨガは筋トレ後に行うことで、筋肉が温まっている状態でストレッチができます。ポーズは自分の体調や気分に合わせて選んでくださいね!
ウォーキングの前にヨガを取り入れる
ウォーキングの前にヨガを取り入れることで、身体を温めて柔軟性や可動域を高めることができます。
また、ヨガは姿勢や歩き方の改善にも役立ちます。
おすすめ組み合わせメニュー
– ヨガ:15分〜30分
– ウォーキング:30分〜60分
ヨガはウォーキング前に行うことで、身体が冷えている状態で無理な運動をすることを防ぎます。
有酸素運動でダイエットをしたいと思ったら
Getfitのサイト内では、ヨガだけでなくフィットネスジムや暗闇ジム、24時間ジムなど様々なジムを紹介します。
自分の目的に沿って、ジム選びをしてくださいね!
この記事を書いた人
Getfit編集部
山本 夏実
Natsumi Yamamoto
Getfitの編集部パーソナルジム選びコンテンツ責任者
学生時代は日本大学文理学部体育学科にてスポーツと健康に関する科学的知識・技術を学ぶ。
取材で訪れたパーソナルジムの数は全国45ジムを超える。
実際に24/7WorkoutやUNDEUX SUPERBODY(アンドゥスーパーボディ)などの大手パーソナルジムに通いダイエット(体重-8kg)・ボディメイク(体脂肪-8%)の経験を持つ。
自身の体験を基に、パーソナルジム探しをするユーザーのためにパーソナルジム選びのノウハウコンテンツを執筆・発信。
プライベートでは24時間ジムや暗闇ボクシングジムに通うことが趣味。
執筆記事例)